パ・リーグかき乱す!西武投手陣 逆転CSへ今年も10月〝ゴールデンクロス現象〟

2020年10月23日 06時15分

10月に入り圧巻の投球を続けている西武・高橋光

 西武にとって近年最大の課題である先発投手陣が、今年も10月に入って突然変異。再び〝ゴールデンクロス現象〟を起こしている。

 22日のロッテ戦(メットライフ)に7―4で勝ち4連勝とした西武は7月30日以来、待望の貯金1を確保。CS出場圏内の2位・ロッテに残り16試合で3ゲーム差まで詰め寄った。

 辻監督は「今日の1勝は昨日、おととい勝った意味を大きくする1勝だった。勝負どころだったので勝ったのは大きい」と狙って実現したロッテ戦3連勝に手応えを語った。

 猛打賞3打点のヒーロー・外崎は「最近、投手陣にすごく助けてもらっていたので何とか打つ方で解消したいと思っていた。調子の悪い時期が長かったので、やっと自分の中でも少しいい感じかなと思える打席が増えてきた」と投手陣に感謝。10月に入ってようやく11勝6敗1分けとかみ合ってきた投打のバランスに言及した。

 その西武の10月躍進のカギは外崎も語るように月間防御率3・45をマークする投手陣の奮起だ。

 中でも先発陣の突然変異は今年も目覚ましく、10月の18試合でクオリティー・スタート(6回以上を自責点3以内)は8試合。うち4試合でハイ・クオリティー・スタート(7回以上を自責点2以内)をマークし月間防御率は3・23。これまで4か月の月間防御率4・93~5・09レンジから1点以上も良化し、開幕から5か月間コンスタントに3点台をマークしてきたブルペン陣の10月の月間防御率3・76を今年初めて上回っている。

 この〝ゴールデンクロス現象〟はリーグ連覇を果たした2018年9月、10月、19年9月にも見られた西武特有の〝スパートサイン〟で、チーム周辺では「ゴールが見えてくるとウチの先発陣はがぜん頑張れる」と言われている。

 残り20試合を切ったシーズン最後の直線でようやくチームとしての形が整い、最大借金8から大まくりで2位確保を目指す西武だ。