完全V消滅で吹っ切れた!? 広島猛攻14安打で3カードぶり勝ち越し 薮田は今季初白星

2020年10月22日 22時08分

阪神打線を6回2失点に封じた広島・薮田

 吹っ切れた広島が22日の阪神戦(甲子園)に14安打の猛攻で完勝。3カードぶりの勝ち越しを決めた。

 初回、相手先発・岩田から二死一、二塁の好機をつくって会沢が先制打を打てば、「良い流れに乗って打つことができました。追加点につながってよかった」と5試合ぶりの出場となった堂林にも適時打が生まれ、いきなり2点を奪取。3回には長野、田中広、鈴木誠の3者連続適時打で岩田をKOし、一気にリードを広げた。

 前夜の敗戦によってリーグ制覇の可能性は完全消滅。2年ぶりのV奪還は幻となった。それでも佐々岡真司監督(53)は応援してくれるファン、来季の戦いを見据え「残りゲームを我々は一つずつ集中してやるだけ」と気を引き締め直していた。この日はそんな指揮官の思いに応えるようにナインは奮起。中盤から阪神に1点差まで追い上げられたが、9回にピレラの一発で再び突き放した。

 投げては「いいものを見せてとにかく一軍に残ることにこだわりたい」と危機感を募らせていた薮田和樹投手(28)が意地の快投ショー。序盤からストライク先行の投球で6回を2失点にまとめ、うれしい2年ぶりの今季初勝利を手にした。

〝消化試合〟でも来季につながる戦いを、今後もしっかりファンに届けたいところだ。