2夜連続のサヨナラ勝ちのラッキーボーイ・山野辺翔内野手(26)が今度は守備でビックプレーを見せた。

 場面は22日のロッテ戦(メットライフ)8回表の守備。6―4とリードした西武は逃げ切りを図るためマウンドに4番手・森脇を送る。しかし、先頭の福田に四球を与え、嫌なムード。ここで続く中村奨が森脇の5球目・カットボールを打ち上げ、打球は一塁ファールゾーンへ。

 これを追いかけた二塁手・山野辺がそのままフェンスを怖れずフィールドビューシートへダイブ。ネットに引っ掛かりながら、これを捕球すると一塁走者・福田秀のタッチアップを見逃さず、腹筋一発で起き上がりざまにセカンドへ送球し、併殺を完成させた。

 制球に苦しむ森脇を救うと同時にロッテに傾きかけた試合の流れを取り戻すラッキーボーイのビックプレーだった。