日本ハムのブライアン・ロドリゲス投手(29)が20日、ソフトバンク戦(札幌ドーム)に7回から救援登板。今季初登板だったが、1回を投げて3安打2失点だった。

 柳田を相手に、初球か150キロ超の速球で強気に攻めたロドリゲスだったが、5球目に投じた151キロのツーシームをうまく捉えられ左前打に。続くグラシアルにもツーシームをうまく合わせられると、これがフェンス直撃の適時二塁打となり、あっさり1点を失った。

 その後二死三塁の場面で、明石が張った一塁強襲の打球を清宮がダイブして好捕するも、ロドリゲスのカバーが遅れて適時内野安打に。試合勘の鈍りから、手痛い2点目を失った。

 6月11日に左膝軟骨除去手術を受けて開幕二軍スタートし、以降はリハビリ生活が続いた来日3年目右腕。当初は実戦復帰まで6週間を予定していたが、大幅にずれ込んで13日にイースタン・リーグのヤクルト戦(鎌ケ谷スタジアム)でようやく復帰を果たした。二軍戦では計3試合、2回2/3を投げて防御率3・38。先発・中継ぎ問わずフル回転できる貴重な選手なだけに、首脳陣からの期待も大きい。初戦はつまずいたが、ここから出遅れを取り戻せるか。