ロッテが迫られる究極の選択「リーグ優勝狙い」と「2位死守か」

2020年10月19日 05時20分

究極の選択を迫られるロッテ・井口監督

 ペナントレースも佳境を迎え、ロッテが「リーグ優勝狙い」と「2位死守か」の究極の選択を迫られている。18日の日本ハム戦(ZOZOマリン)に2―5で逆転負けし、首位ソフトバンクとは5・5ゲーム差。そのソフトバンクに大敗した3位楽天とも5・5差で、チーム周辺から「ソフトバンクとの直接対決が多く残るとはいえ、今後は2位死守の戦いをすべきでは?」との声が広がり始めているのだ。

 ロッテはソフトバンクとの直接対決を計6試合も残しており、全勝すれば逆転優勝の可能性は高まる。日程は27日からの敵地3連戦と翌週11月3日からの本拠地3連戦。どちらも火曜から始まるため、ロッテはソフトバンクにターゲットを絞った先発陣の再編を含めて全精力を注ごうとしている。しかし、2度の直接対決の間に組まれているのは楽天3連戦(ZOZOマリン)。同じ週末のカード(23日~)には今季16勝3敗1分けとカモにしているオリックス戦(京セラドーム)が控えている。

 いくらロッテがソフトバンク相手に今季11勝6敗1分けと圧倒しているとはいえ、今後の戦いも同じようにいくとは限らない。2位の座を盤石にして、11月14日から始まるクライマックスシリーズ(CS)で2010年以来の「下克上」に備えた方が無難と考えても罰は当たらないだろう。ロッテOBがこう話す。

「球団としては昨オフからトレードを含めた大型補強を次々に敢行したため、今年は是が非でもリーグ優勝を…という気持ちが強い。ただ、その目標のままソフトバンク戦ばかりに目を向けると、他球団との試合で足をすくわれかねない。楽天もロッテとの直接対決次第では息を吹き返す可能性もありますから。そう考えると、今後は優勝より2位確保に努める戦いをした方がいいような気もします」

 ロッテは25日まで下位の日本ハム、西武、オリックスとの対戦が続く。さて、井口監督はどうするのか。