広島・鈴木誠也外野手(26)が18日の中日戦(マツダ)で24号を放った。主砲のバットが火を噴いたのは1点リードの5回、二死一、二塁の場面だ。中日先発・清水の内角攻めで自打球が左足を直撃したものの、再び来た内角のボールを迷わず強振。打球は左翼スタンドへの3ランとなった。内角攻めを攻略しての一撃に主砲は「そういう配球もあるので、これからもしっかり対応できるように頑張ります」とコメントした。

 前カードの巨人戦(東京ドーム)ではバットを持つ両手を一度下げてから打ちにいく打法にも挑戦。主砲は「シーズン通していろいろ試行錯誤するのは当たり前のことなので、自分ではそんなに変えているつもりはありません」というが、過去の姿にとらわれずシーズン中でも果敢に新打法に取り組むのは向上心のたまものだ。

 本塁打王争いでは2位の巨人・岡本に1本差、リーグトップの阪神・大山には2本差に急追。チームは借金10と苦しい状況ながらも鈴木誠は「今のチーム状況でも球場に見に来てくれている人たちのために、少しでも喜んでもらえるように頑張ります」と全力プレーで最後までファンを沸かせるつもりだ。