投打がかみ合った。パ3位の楽天が15日の2位・ロッテ戦(ZOZOマリン)で6―0と快勝。この日勝てなければ自力でのCS進出が消滅するところだったが、前日に続く連勝で踏みとどまった。

 先発・岸がロッテ打線を寄せつけず、9回115球、13奪三振で2018年5月2日以来となる完封勝利。打線もルーキー・小深田、鈴木大が連打を放って2回に4得点の〝ビッグイニング〟を作るなど序盤から突き放しに成功した。

 試合後、三木肇監督(43)は完封した岸について「言うことなしじゃないですか。素晴らしいピッチングだった。絶対負けられない試合の中、一人で投げ抜いてくれた。とてもいい仕事をしてくれたと思う」と満足げに振り返った。

 2位ロッテとのゲーム差を4に縮め、15日からは首位・ソフトバンク3連戦(ヤフオク)に臨む。依然として厳しい戦いが続くが「今日は今日で試合は終わった。場所も相手も変わるし、一戦一戦変わらず全力で戦っていくということ」と三木監督は気持ちを切り替えていた。