巨人・サンチェス 4点リード守れず6回途中5失点 リクエスト覆り…快勝ムードかき消す

2020年10月15日 20時50分

初回、倒れながらの打球処理で併殺を奪った巨人・サンチェス(中)

 巨人の新助っ人、エンジェル・サンチェス投手(30)が15日の広島戦(東京ドーム)に先発し、6回途中5失点の乱調でKOされた。

 4点のリードをもらいながら、最後までピリッとしなかった。球は高めに浮き、小林が構えたミットの位置にはなかなか収まらない。痛恨だったのは5―1で勝利投手の権利もかかった5回だ。下位打線に連打を浴び、一死二、三塁のピンチを招くと、まず田中広に中前へ2点適時打を許して2点差に詰め寄られた。

 原監督の表情も険しさを増す中、二死一塁から4番の松山に投じた外角低めへの149キロ直球は左翼スタンドに突き刺さる同点2ランに…。直前の鈴木誠との対戦では一塁へのけん制で一度はアウトと判定された。しかし、リクエストによるリプレー検証で覆っていた。アウトのままであれば、鈴木誠が捕邪飛に倒れたところで攻守交代。松山の一発は生まれていなかったのだが…。それだけに、普段はポーカーフェースのサンチェスも思わず表情を失い、マウンドで頭を抱えるしかなかった


 0―1の2回に田中俊の中犠飛で同点に追いつき、3回は岡本の2点適時二塁打など4安打を浴びせて4点を挙げた。サンチェスの乱調で自身の8勝目はもちろん、快勝ムードまで一気に消し飛んでしまった。

 右腕は6回も登板したが、復調の兆しなく一死、二、三塁のピンチを招いたまま降板。2番手で登板した大江が火消ししてくれたものの、不本意な内容となった。