日本ハムが西武戦(札幌ドーム)に7―2で完勝。先発のドリュー・バーヘイゲン投手が来日最長タイとなる8回112球で10奪三振、3安打無失点と活躍し、チームの連敗を2で止めた。

 序盤からキレのある投球が冴え渡った。150キロ超の直球とツーシームで西武打線を圧倒。4回には二死一、二塁とこの日初めてのピンチを招いたが、山川を力強い直球で空振り三振に仕留めた。その後はまさに圧巻の投球。5回から8回まで毎回三者凡退に打ち取ると、この回限りでマウンドを降板。打線の大量援護もあり、今季7勝目を挙げた。

 試合後、お立ち台に上がったバーヘイゲンは「アリガトウゴザイマース!」と日本語であいさつ。「個人的にも調子が良かったですし、打線の大量援護があり、楽しんで投げられました」と、充実の登板結果を振り返った。とはいえ、8回112球の熱投には「バテバテでした」とさすがの右腕も疲れた様子。1年目ながらチームにも溶け込み、ここまで先発ローテを支える助っ人は頼もしい限りだ。