阪神は14日の中日戦(ナゴヤドーム)に0―3で今季11度目の零敗を喫し、9月11日から死守してきた2位の座を中日に明け渡した。最大4あった貯金も1まで減り、先細り状態だ。

 先発の青柳は7回を3失点の力投を見せたが、味方打線が相手エース・大野雄を前に6安打無得点と沈黙。7戦連続で白星から見放され、8敗目を喫した。

 9月30日の対戦から大野雄には2戦連続の完封負け。矢野監督は「個人個人の状態が上がらないので打線がつながらない。(大野雄は)同じコース、球種でもタイミングを変えてくる。簡単に崩せる状態ではない。順位は上がったり下がったりするもの。食らいついていくしかない」と淡々と試合を振り返った。