「エース千賀が逃げた!」 最下位オリックスが首位ソフトバンクに〝上から目線〟なワケ

2020年10月14日 06時15分

敗戦投手となったオリックス・山本由伸

 オリックスが一方的にやられている天敵に、なぜか自信満々だ。首位ソフトバンクには7年連続の負け越し中で、今季の対戦成績も5勝15敗2分け。3勝16敗1分けの対ロッテと同様に大きく負け越し、低迷の原因となっている。

 しかし、スコアラー陣は数字以上の戦いができていると見ており「力的に大きく劣っているわけではない。細かい部分で打者との巡り合わせが悪いとか、紙一重の勝負のあやで負けている。(5度の)1点差負けもあるし、大敗は少ない。チーム打率も上回っている。9月に入っていい形の試合になっているし、むしろ互角ですよ」と分析する。

 フロント幹部も「投手力も山本、山岡、田嶋と安定しているし、向こうは石川くらいでしょ。勝負どころでミスが出て、それこそ〝微差は大差〟になっている。実際は十分勝負できている」とひいき目。山本と千賀の5度目のエース対決と見られていた13日のソフトバンク戦(京セラドーム)も、千賀が14日にスライドしたことで「ここ2戦は山本が押していたし、千賀が逃げたとも取れる。今日より明日を勝ちにきているということ」(球団関係者)と強気な姿勢は変わらない。

 それがフタを開けると打線が〝代役〟の笠谷に封じ込まれ、4安打と沈黙。8回1失点と好投した山本を見殺しにし、0―2とリーグ最多の今季11度目の零封負けを喫した。〝超ポジティブシンキング〟も結構だが、かつて森脇元監督が残した言葉「微差は大差」が現実的には重すぎるようで…。