投打で粘りを見せた。広島の九里亜蓮投手(29)が13日の巨人戦(東京ドーム)に先発し8回6安打1失点の好投を見せ、6勝目(5敗)をマークした。

 相手先発は開幕から13連勝の菅野。それでも九里は「しっかり向かっていく中で勝負していければいいかなと思う。気持ちで向かっていく」との言葉通りに気迫の投球だった。

 何度も走者を背負った。最大のピンチは4―0の6回だ。一死から松原に二塁打され、坂本に適時打で1点を返された。続く岡本、丸にも連打されて一死満塁のピンチを招くが、ウィーラーを見逃し三振、大城を中飛に打ち取った。

 また打撃でも見せた。5回の打席でも巨人先発・菅野から10球粘った末に四球を選んだ。九里は8回117球で9回に先頭で打席が回ったため代打・大盛と交代した。