巨人・原監督 6回降板の桜井に皮肉「彼自身が地団駄踏んでいるところだと思いますよ」

2020年10月12日 22時32分

6回途中で降板した巨人・桜井(左から2人目)

 怒りが尽きたのか、それとも――。巨人が、12日の中日戦(ナゴヤドーム)を2―3で敗れ、今季最後の同カードを負け越しで終了した。ちなみに今季の対戦成績は巨人が12勝10敗2分け。4年連続の勝ち越しを決めた。

 この日の先発・桜井俊貴投手(26)は、今季3勝目がかかるマウンド。ただ、今回は勝利だけでは終われない登板だった。前回登板で背負った〝汚名〟を返上せねばならなかったからだ。

 桜井は5日の阪神戦(甲子園)で、味方の得点直後に簡単に失点。次の回には簡単に二死を奪ってから四球、さらに本塁打を被弾。自軍の士気すら下げかねない投球内容で、「あれじゃあ『子供ちゃん』が野球をやっているようなもの。点の取られ方というのは…」と原監督の怒りを買ってしまった。

 それだけに桜井も明確なテーマを持った臨んだはずだが…この日は2回に味方が2点を先制したその直後、簡単に二死までこぎつくも、6番・シエラに四球。続く阿部に甘く入った外角直球を左翼ポール際まで運ばれる同点2ラン。さらに木下に四球を与えると、投手・福谷に初球を右中間に運ばれ勝ち越しの適時二塁打を許した。

 その後も3、5回と二死から出塁を許すケースが頻発。なんとか無失点に抑えたものの、6回に一死二、三塁とされたところで、ついに原監督が腰を上げ降板が告げられた。

 2回の失点を見れば、まるで前回の〝再現〟。反省が生かされずに終わった桜井は「二死からの四球、その後の本塁打の1球が悔やまれます。教訓にして、次回は同じ失敗を繰り返さないようにしたい」と言葉を絞り出した。

 一方、原監督は「そこは彼自身が(こちらから)言わなくても、地団駄踏んでいるところだと思いますよ」としたが、苦笑いでこうも語った。「二死を取らせる野球だったら、かなりランクは上なんだけどね。そこからだね」

 宮本投手チーフコーチは「今日の内容はワンポイント(二死からの失点)だけ残念だけども幅は広がったと思います。前向きに今日は捉えたいと思います」と語り、中継ぎでの起用を明言。左わき腹痛で離脱したセットアッパー・中川の穴を、左腕・田口の2人で埋めたいとしたが…。なんとか一軍にとどまった桜井。「子どもちゃん」から脱出するチャンスは残されている。