巨人 高木守道さん追悼試合に勝利でM12 原監督〝10・8決戦〟は「二度とやりたくない」

2020年10月10日 19時30分

試合後、スタンドに手を振る巨人・原監督

巨人・原辰徳監督(62)が、名古屋の地であの「国民的行事」をしみじみと振り返った。

 故・高木守道さんの追悼試合となった、10日の中日戦(ナゴヤドーム)は、巨人が今季最多タイの14三振を喫しながらも中日先発・ロドリゲスを攻略し7―1で下した。優勝へのマジックは2位・阪神が敗れたため2つ減り「12」となった。
 
 2回、ウィーラーの適時二塁打で1点を先制するも、3、4回と6者連続空振り三振。しかし5回二死満塁で松原が「どんな形でも(坂本)勇人さんにつなげるという気持ちだけで食らいつきました」と左前に運び2点を追加する。

 さらにこの日3試合ぶりに「3番・遊撃」で先発復帰した坂本が「自分の出来ることは準備してきたので、変な力みもなく試合に入れました」と中前への2点適時打で続いた。投げては先発・畠が7回無失点に抑える力投。3勝目(3敗)を挙げた。
 
 試合後「運もこっちについていた感じするしね。あれだけ前半、三振しながらああいう場面で点を取るんだからね」と原監督。高木さんの追悼試合に「我々はベストを尽くして勝利できたというのは、(天国の)高木さんも『やるな』という感じで見ててくれたんじゃないかなと」としみじみ語った。
 
 しかし、高木監督率いる中日と最終試合で勝ったほうが優勝となる当時「国民的行事」と言われた1994年の「10・8決戦」について問われると「なつかしいですね」としながらも、「5番・三塁」として出場した、当時の重圧を思い出してか「しかし、あのゲームだけは二度とやりたくないなと。ああいうゲームは二度とやりたくない、二度と迎えたくないですね」
 
 会見の最後にも「できれば二度と味わいたくない」と同じ言葉を繰り返し苦笑いで球場を後にした。