サイクルならず! 巨人・ウィーラー「自分に三塁打というチャンスは…」

2020年10月10日 19時02分

巨人・ウィーラー(左)は6回に2ランを放ち、サイクルの期待が高まったが…

 巨人のゼラス・ウィーラー内野手(33)が10日の中日戦(ナゴヤドーム)で、三塁打が出ればサイクル安打達成となる11号ソロを含む3安打3打点の大活躍をみせた。

 苦手とする中日先発のロドリゲスに打線が6者連続三振を喫したなか、ウィーラーだけはどこ吹く風だった。まずは2回の第1打席で右中間を真っ二つに割る先制適時二塁打をマーク。5回先頭の2打席目も右前打で出塁し、この回4点を叩き出し、右腕を降板に追い込んだ。さらに、6回は3番手・木下雄のスプリットを左中間スタンド中段まで運んでリードを6点に。

 二塁打、安打、本塁打とくれば、おのずと期待が高まるのはサイクルだ。三塁打は走力も求められるが、広いナゴヤドームなら可能性がないことはなさそう。そして迎えた8回の4打席目は…。一死二、三塁の好機ではあったが、平凡な遊ゴロに倒れ、追加点を挙げながらも快挙達成はならなかった。ただ、当のウィーラーはというと――。

「自分がスリーベースというチャンスは限りなく小さい…」

 どこか自虐的な言い回しで笑顔をみせ、報道陣の笑いも誘ってみせた。

 ウィーラーの活躍もあってチームは7―1で快勝。シーズン途中で楽天からトレード移籍した助っ人砲は「プロ野球人生で優勝争いをしているチームでプレーするというのは久しくなかったので、すごくワクワクしながら毎日プレーしている」と充実感をかみ締めている様子だ。

 輝きを放つウィーラーに、原監督も「このところずっと〝上昇的〟になっている。見事なバッティングでしたね。1本目のタイムリー含め、ホームランも完璧だった」と褒めちぎった。陽気なムードメーカーがさらにリーグ連覇へ加速させそうだ。