ロッテ・藤原 一気にVキーマン! 「マッチョ化」断念でたどり着いた境地とは

2020年10月10日 06時15分

9日のソフトバンク戦で猛打賞の活躍を見せたロッテ・藤原

 2位・ロッテが9日の首位・ソフトバンク戦(ペイペイ)に3―1と勝利。首位攻防3連戦の第1ラウンドを制し、ゲーム差なしの1厘差まで迫った。

 投打がかみ合い、全員一丸となって勝利を手繰り寄せた。先発の二木が7回1失点と鷹キラーぶりを発揮し、対ソフトバンク戦登板で7連勝。打のヒーローは2試合連続のスタメンで1番起用された2年目の藤原恭大外野手(20)だ。1点リードの6回二死三塁、相手先発・ムーアから右前適時打を放って貴重な追加点をもぎ取った。

 この一打でプロ初となる猛打賞。直後には相手捕手・甲斐の〝キャノン砲〟をかいくぐってプロ初盗塁も決めた。試合後には「大事な試合だったので勝つことだけを意識した」と頼もしい言葉も口にした。

 チームは新型コロナ禍で6日に22選手もの入れ替えを断行。その中で緊急昇格となったのが藤原だった。

 今季はファームで力を蓄え、腕を磨いてきた。昨季の反省も踏まえ、ルーキーイヤーとは考え方を変えたという。

 今春のキャンプイン直前、藤原は本紙に対してこう明かしていた。

「もう結構(ルーキーイヤーの)1年間、無理して頑張ったんですけど結果(筋肉が)あまりつかなかったので…。プロテインも最近結構取ってますけど、あまり大きくなる体質じゃないのかなと。まあ、今年1年は体づくりより技術を意識して…。あまり大きくならなかったので、この体でできることを生かしてやりたいなと思っています」

 体づくりよりも技術優先。この日の打棒爆発により、プロで通用する技術を身に着けることができたことを証明した。V争いの正念場でつかんだチャンスを生かした藤原が、ミラクル逆転Vのキーマンとなりそうだ。