ソフトバンク・ムーア来日最多119球&気迫の鷲掴みも…首位攻防戦リード許して降板

2020年10月09日 21時01分

初回に押し出し四球を与えてしまったソフトバンク・ムーア(右)

 首位ソフトバンクのマット・ムーア投手(31)が9日、1ゲーム差の2位ロッテを迎えての3連戦初戦(ペイペイ)に先発した。

 初回、内野安打と四死球が絡んでいきなり無死満塁のピンチを背負うと、安田に押し出し四球で先制点を与える不穏な立ち上がり。さらに、続く井上を平凡な三ゴロに打ち取ったが、正妻・甲斐が松田宣からの正面への送球を落球するまさかのミスで2点目を失った。

 一死も奪えず、なおも満塁。悪い流れで大量失点の雰囲気も漂ったが、メジャー通算54勝左腕の気迫のこもったプレーが嫌な流れを断ち切った。続く福田秀はバットをへし折る一塁側への緩いハーフライナー。ムーアは目一杯に左腕を伸ばしてダイビングするとワシ掴みで捕球して、この日最初のアウトを文字通りもぎ取った。

 助っ人左腕のビッグプレーにスタンドは拍手に包まれ、空気が一変。ムーアは後続を見逃し三振、右飛に抑えて2失点に食い止めた。

 2回、3回はともに3者連続で三振を奪うなど安定感を取り戻したが、6回二死から藤原に適時打を浴びたところでマウンドを降りた。球数は来日最多の119球。リードを許した展開での降板に、うつむきながらベンチへ下がった。