まずはひと安心といったところか。8日のDeNA戦(東京ドーム)で後頭部に死球を受けた巨人・吉川尚輝内野手(25)について、試合後の段階で脳震とうの症状はなく、病院に行く予定はないと球団から発表された。

 吉川尚は6―1の4回先頭でカウント1―2からの4球目、砂田が投じた内角高めへのボールを避けようと背中を向けたたものの、後頭部に直撃した。しばらく横になっていたが、自力で立ち上がりベンチに退き、増田大が代走に送られた。

 試合後、原監督も「良かったと思います。頭はね、あってはいけないよね。故意ではなかったとはいえね」と安どの表情を浮かべた。後頭部とあって、引き続き経過を見守る必要はあるが、まず大事に至らなかったようだ。