波乱含みの一戦となった。巨人・吉川尚輝内野手が、8日のDeNA戦(東京ドーム)で後頭部に死球を受けるアクシデントが発生した。

 巨人が6―1とリードした4回、先頭打者で登場した吉川尚だったが、カウント1―2からの4球目、DeNAの2番手左腕・砂田が投じた141キロ、インハイの直球系のボールを避けようと背中を向けたところ、後頭部を直撃しそのまま倒れこんだ。箇所が箇所だけに、トレーナーをはじめ原監督も駆け寄った。

 しばらく動けなかった吉川尚だったが、立ち上がると自身の足で真っすぐベンチへ。そのまま階段を駆け下り裏側へと消えた。大事には至っていない模様だが、代走には増田大が送られ、砂田は危険球退場となった。

 3回には原監督が敵軍ファンが集まる左翼スタンドに反射物があると指摘し、試合が一時中断。場内が騒然とする一幕もあった。ホームチームの巨人大量リードとはいえ、不穏なムードとなっている。