火消しはしても熱パの火は消さない。ロッテ・澤村拓一投手(32)が7日のオリックス戦(ZOZOマリン)で4―1の8回から登板し、1イニングを無失点に抑え、2試合連続のホールドを記録した。

 大粒の雨が降りしきる中、炎のセットアッパーは立ち上がりからエンジン全開だった。先頭の佐野には全て150キロ超の速球で、カウント2―2から151キロで空振り三振を奪い、続く福田は2球で追い込んでから147キロのスプリットで二ゴロに料理。安達には四球を与え、ちょっとだけファンをヒヤヒヤさせたものの、4番の吉田正はフルカウントから148キロのスプリットで空振り三振に仕留めた。

 チームは新型コロナ集団感染で危機的状況に陥っているが、一丸となって乗り切ろうと必死になっている。そんな中での熱投にファンからは惜しみない拍手が送られた。