ソフトバンク・田中正義 今季初実戦で最速154キロ!「遅すぎるが、前を向いていく」

2020年10月07日 20時39分

三軍戦で今季実戦初登板を果たした田中正義

 ソフトバンクの田中正義投手(26)が7日、タマスタ筑後で行われた三軍交流試合・徳島インディゴソックス(四国アイランドリーグplus)戦に先発登板した。今春キャンプ中に右ヒジ痛を発症。この日が今季実戦初登板だった。予定の1回を1安打無失点、最速は154キロ。久々の実戦マウンドに「純粋に楽しかったですし(投球内容も)よかったと思います」と笑顔がはじけた。

 苦悩の日々を経て、マウンドに戻ってきた。田中は昨秋、自ら志願してプエルトリコでのウインター・リーグに参加。3度の先発を含む6試合に登板して2勝1敗、防御率1・80と好成績を残し、工藤監督ら首脳陣の期待を集めた。

「(入団3年未勝利で)ドラフト1位じゃなければユニホームを着られていない成績。全身全霊をかける」と不退転の覚悟で臨んだ4年目は、宮崎春季キャンプA組スタートも右ヒジ痛のため離脱。その後はリハビリ組での調整を続けてきた。コロナ自粛期間を経て夏前の実戦復帰に照準を合わせていたが、状態が上がらず復帰が遅れていた。

 登板後「誰がどう見ても遅すぎると思う。ただ、時間は取り戻せない。前を向いて投げていきたい」と語った田中。2016年のドラフト5球団競合の右腕は、この日もファーム首脳陣や球団関係者から、改めてポテンシャルの高さを評価されていた。振り返らず、前を向いて、腕を振っていく。