低調続く楽天エース・則本昂 周囲が気にする「7年21億円契約」のプレッシャー

2020年10月07日 05時15分

1か月以上白星から遠ざかっている楽天・則本昂

 これでは「エース」と呼べない。楽天・則本昂大投手(29)が苦しんでいる。6日の日本ハム戦(札幌ドーム)で先発マウンドに立ったものの6回9安打5失点。チームは3―5で敗れ、自身も今季5敗目を喫した。

 初回にいきなり2点を先制され、4回に逆転した後の5回には大田に再逆転となる3ランを被弾。降板後は「ボール自体は前回の登板に比べると良かったとは思います。でも、逆転してもらったのに、あそこで一発を食らってはダメですね」と悔しそうに振り返った。

 前回登板の9月29日・ソフトバンク戦(楽天生命)も5失点(自責3)で5回途中KO。結果として2戦連続の背信投球となったのはいただけない。

 8月28日の西武戦(楽天生命)で今季5勝目をマークして以降、右手負傷による登録抹消が重なったこともあって40日近く白星から遠ざかっている。こうした中、昨季開幕前に球団側と締結した7年総額21億円(推定)の超大型契約について、球団周辺からは「逆に重圧になってしまっているのではないか」との指摘もある。

「彼は人一倍、気持ちが強い投手。だから短期契約で1年ごとに勝負するほうがベターだったような気がしてならない。昨季の契約1年目もクリーニング手術で12試合しか投げられず、今の勝ち星と同じ5勝どまり。もし今季CSにも進出できないようなら、さらに厳しい境遇に追い込まれてしまうのでは」と心配する声も聞こえてくる。

 リーグ3位の楽天はこの日の敗戦で4位・西武とのゲーム差が1・5、5位・日本ハムにも3ゲームと接近を許し、Bクラス転落も現実味を帯びてきた。則本昂は次戦以降、汚名返上の快投を見せるしかない。