巨人・菅野〝100勝のたすき〟は内海―菅野、そして戸郷へ…「そういうところ目指してほしい」

2020年10月06日 23時10分

支援する介助犬と記念写真を撮る巨人・菅野

 巨人・菅野智之投手(30)が6日のDeNA戦(東京ドーム)で、プロ野球新記録となる開幕13連勝を飾り、8年目で通算100勝の大台に到達した。

 無双エースがまた前人未踏の域に踏み込んだ。打線の援護もあって7回3失点の粘投で勝利投手に。開幕投手が13連勝をマークしたのは史上初の快挙だ。お立ち台では「先人たちが築き上げてきた記録は、なかなか抜けないものだと思っていたので、それを更新できて本当にうれしいですし、まだまだ伸ばしていきたい」と率直な思いを口にした。

 同時に、菅野個人としては節目の通算100勝(47敗)を達成。192試合目での到達は、江川卓の193試合を上回る史上7番目のスピードだ。この100勝について聞かれると、思わぬ方向へ話が展開した。

「僕が入団した1年目に内海さん(現西武)が100勝を達成されたんですけど、その時に『自分は何勝できるんだろう』と思ったのを今でも鮮明に覚えています。まさか僕が100勝できるとは思っていなかったですし」と当時を思い返すと「ウチには戸郷が今年頑張っているので、戸郷にもそういうところを目指して頑張ってほしい」と投げかけたのだ。

 菅野がルーキーだった2013年。その年の6月16日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)で、先輩の内海が9回3失点の完投勝利で100勝目を挙げた。当時、駆け出しだった菅野に途方もない数字に映ったのも当然かもしれない。しかし、今や菅野自身が不動のエースとなり、投手陣を引っ張る立場となった。そして、いつかはバトンを渡す時が来る。戸郷は高卒2年目ながら開幕ローテーション入りを果たし、8勝を挙げて存在感を増している。内海から菅野につながれた〝100勝のたすき〟を戸郷へ――。そんな大きな期待を通算9勝の右腕にかけている。

「まだまだジャイアンツのために腕を振っていきますので、これからも応援よろしくお願いします」と誓った菅野に、原監督も「長い歴史の中に名を刻むというのは素晴らしいですね」と賛辞を惜しまなかった。

 開幕投手の連勝記録は更新したが、次回登板でも勝ち星を挙げれば1999年に篠原貴行(ダイエー)がマークした14連勝に並ぶ。どこまで快進撃が続くのか、注目だ。