巨人・原監督 KOの桜井に憤怒「あれじゃあ『子供ちゃん』が野球をやっているようなもの」

2020年10月05日 21時56分

怒りが収まらなかった巨人・原監督

 久々に〝鬼の形相〟だ。巨人・原辰徳監督(62)が、5日の阪神戦(甲子園)で、およそ2か月ぶりに先発のチャンスを与えられながらも、5回3失点で降板した桜井俊貴投手(26)について、苦言を越えて怒りをあらわにした。

 4回に坂本の適時打で1点を先制するも、直後いきなり連打を浴び、バッテリーミスも重なって同点に。さらに5回には二死から四球、そして本塁打数で岡本を1本差で追っていた大山に24号勝ち越し2ランを浴び、桜井はこの回で降板した。

 試合後、原監督は報道陣に〝お手上げ〟といわんばかりに報道陣に手のひらを広げ「どうぞ」と一言。しかし、桜井について問われるや、開口一番「やっぱりねぇ!」と怒りに火がつくと、その後一気にまくし立てた。

「1点を先取して、簡単にまた1点を取られる。5回ツーアウト簡単に取って、(カウント)2ストライク、1ボールと追い込んで四球。そして4番バッターに2ボール、真っすぐでホームラン。これはいかがなものかなと。やっぱり桜井は昨年の立役者(8勝6敗)の一人だからね。そういう意味では厳しい、どうしても見方をしてしまうよね。あれじゃあ『子供ちゃん』が野球をやっているようなもの。点の取られ方というのは…」

 怒りっぱなしではなくフォローも交えようとするが、やはり簡単には収まらない。

「もう少しできる人だと思うし、やっぱりこう…彼は努力家だからね。彼はすごく努力をしているけど、やっぱり我々はその勝負の時にその力を出すということが最も重要なことだから。プロセスというのはとても大事だけど、やっぱり結果がすべてだから。それはあるわけだから…そこはまだまだなんていうかな、(次回へと)つなげてほしいね」

 最後のフレーズに思わず報道陣から「次のチャンスは?」の問いが出たが、指揮官はすかさず「いやいや、それは何とも言えません」とピシャリ。そしてこう続けた。

「それはもう、チャンスはありっぱなしなんだから。そのチャンスをどうやって取っていくかというのが…まあまあ人生の中でね、良い方向に行くかというところだからね」と、まるで〝ここまでチャンスを与えておきながら…〟と言わんばかりだった。

 当の桜井は球団を通じ「四球の後の本塁打で試合の流れを変えてしまいました。冷静になれば防げた失点なので、チームに申し訳ないです」とコメント。宮本投手チーフコーチは「勝負所を間違ってしまったのかなってところがあります。調子自体は悪くなかったと思います」と評したが…。原監督が久々にみせた鬼の形相。完全独走状態のチームへの〝喝〟となったに違いない。