粘りを見せた。広島の中村祐太投手(25)が4日のヤクルト戦(神宮)に先発し、5回3安打1失点の好投。今季初登板の9月20日のヤクルト戦、同27日のDeNA戦では2試合連続で初回に先頭打者弾を浴びた。

 その対策としてこの日はブルペンの前に遠投を取り入れた。その成果もあってか初回は安打されながらも無失点で切り抜けた。2回の先頭・西田には6号ソロで同点に追いつかれたが「何とか最少失点で抑えられるように頑張っていきます」との言葉通りの投球をした。

 圧巻だったのは4回だ。先頭の村上に安打、坂口には四球を与え無死一、二塁のピンチを背負うと、西田、エスコバー、山崎を3者連続で空振り三振とした。すると2―1の5回に打線がさらに3点を援護。6回の先頭で打席が回り、代打・メヒアを送られたが、勝ち投手の権利を手にしてマウンドを降りた。

 勝てば2018年5月1日の巨人戦以来2年ぶりだ。