巨人・原監督が3回途中降板の戸郷に苦言「若いんだよ、まだ」

2020年10月04日 20時36分

3回途中で降板した戸郷

 20歳の新星、課題は〝若さ〟か。巨人が4日の阪神戦(甲子園)を7―1で快勝し、優勝へのマジックを2つ減らし「17」とした。
 
 2回に丸が先制の18号ソロをバックスクリーン左に叩き込めば、3回と7回には吉川尚、松原の1、2番コンビが足を絡めた攻撃で着実に加点。9回には途中出場の若林がダメ押しの2点本塁打を放ち、虎の息の根を止めた。

 試合後の原辰徳監督(62)は「まあ、いい形でジャイアンツの野球ができたと思います。(マジックについては)明日も今日も同じ心境の中で甲子園に来て戦うと思います。しっかりと戦っていきたいと思います」と淡々と振り返った。

 その一方で「今日は何というかな、フォローのしようがないでしょうね」と苦言を呈したのが、この日先発した戸郷翔征投手(20)だった。
 
 9勝目をかけたマウンドは立ち上がりから二死満塁のピンチを招くなど苦戦。2点リードの3回には、先頭の北條に左中間二塁打を浴びると、その後3者連続四球で押し出し。途中で鼻血が出て、マウンドに宮本投手チーフコーチとトレーナーが駆けつける場面もあったが、原監督は見切りをつけ、スパッと変則左腕・大江にスイッチ。見事、追加点を与えず、その後の流れにつながった。

 宮本投手チーフコーチは「今日、ブルペンではすんげー良かったんだけどね。抜け球が多かった。やっぱり制球力ですよ」と指摘。原監督は「若いんだよ、まだ。先発ピッチャーとして先制してもらいながら、自分のリズムで投げられなかった。1イニング3四球というのはね、ダメですね」と厳しく評した。

 降板後「自分自身をコントロールできるようになることが課題です」とコメントした戸郷。新人王を争う広島・森下を上回るには、勢いだけではない“大人の投球”も身につける必要がありそうだ。