原監督が大江の完璧火消しを称賛「相当なるキャリアを持っているような感じ」

2020年10月04日 20時17分

巨人首脳は大江の完璧火消しを称賛した

 その肝っ玉の太さに首脳陣も絶賛だ。巨人・原辰徳監督が、4日の阪神戦(甲子園)で無死満塁のピンチで緊急登板するも後続を3人で抑えた中継ぎ左腕・大江竜聖投手(21)を独特の言い回しでたたえた。

 大江は2点リードの3回、先発・戸郷が長打と3者連続四球で押し出しの1点を献上したところで登板。無死満塁から6番・ボーアを空振り三振、原口を一邪飛、続く小幡のバットも空を切らせると渾身のガッツポーズを見せた。大江は4回も無失点に抑えて降板すると、その後もリリーフ陣がリードを守り切り7―1で勝利。大江に3勝目(0敗)がついた。

 犠飛すら打たせぬ完璧な火消しに、試合後の原監督も「すごいですね。1、2点は覚悟したんですけどね。(自身に)欲が出てその次も投げてもらってね。あれで4回(無失点)、5回から継投に移れたというのは、大江が殊勲者だと思いますね」と賛辞を惜しまない。

 試合中盤、厳しい場面での登板が少なくない中、淡々とした表情で抑える左腕。大江についてさらに質問が及ぶと指揮官はこう続けた。

「結構、ああいう場面で自分の力を出してくれる。ああいう場面が好きではないかもしれないけど、(投球)リズムも変わらないし、往々にして緊張した場面はリズムが速くなりがちなんだけど、何か相当なるキャリアを持っているような感じに見えるくらい、いいピッチング、自分のピッチングができますね。(性格的なもの?)どうですかね、そういうふうに見えますね」

 宮本投手チーフコーチも異口同音だ。「あのへんが心臓強いよね。ああいう優しい顔しながらも、だいぶ勝負師の顔になってきましたね。もともと、帽子取ったら(七三分けで)銀行マンみたいなヘアスタイルだった。ようやくアスリートの顔つきになってきたなという感じです」

 降板後、大江本人は「ずっと戸郷が頑張ってローテーションを守っていたので、何とかこの場面は無失点で抑えてカバーしてあげたいと思ってマウンドに上がりました。一人ひとり全力で投げ込むことができました。ホッとしています」と殊勝なコメントを残した。12球団屈指のブルペン陣にあって、若きリリーバー・大江もその存在感を増している。