やはりセンスはピカイチだ。巨人・吉川尚輝内野手(25)が3日の阪神戦(甲子園)で、約2か月ぶりとなる7号ソロを放った。

 4回に丸の適時二塁打で1点を先制し、5回一死で巡ってきた3打席目。相手先発のガンケルに2ストライクと追い込まれたが、ヒザ元へ食い込んできた低めのスライダーを一閃。打球はグングンと伸びて虎党で埋め尽くされた右翼スタンドに突き刺さった。マウンド上の助っ人右腕は、両ヒザに手をついてガックリだ。

 吉川尚にとっては7月26日のヤクルト戦(神宮)以来の本塁打となり、広い甲子園ではプロ4年目で初の一発。ミート力だけでなく、パンチ力も兼ね備える若武者は「追い込まれた中でうまく打つことができました。(先発の)畠が頑張っていたので追加点が取れて良かったです」と表情を緩ませた。