15年目で初4番! ソフトバンク・川島が逆風バレンティン援護「今はネット社会なんでね…」

2020年10月02日 23時55分

一軍に帰ってきたソフトバンク・バレンティン

 ソフトバンク・川島慶三内野手(36)が2日の日本ハム戦(ペイペイ)にプロ15年目で初の4番に抜擢され、先制打を含む2安打を放つ活躍でチームを勝利に導いた。

「勝ったことが、でかい!」。試合後、川島は力強く2度繰り返した。この日、打撃不振のため二軍で調整を続けていたウラディミール・バレンティン外野手(36)が一軍再昇格。ヤクルト時代から気心知る盟友を思いやる言葉だった。

 バレンティンは先月末、ヤクルト時代のユニホーム姿の画像をSNSに投稿。「幸福はお金では買えない」との英文コメントを添えたことで波紋が広がり、釈明に追われた。家族とともに暮らせない境遇で「家族との時間」がいかに大切かを改めて再認識したことを伝えたかった――というのが真意だったが、今もネット上などでは辛らつな声が飛び交っている。

 そんな苦境の盟友をサポートしたいとの思いがあふれていた。決勝弾の松田宣とともにヒーローとなった川島は試合後「まあねぇ、今はネット社会なんでね…。(内情を知らずに)言う人は言うんでね」と取り巻く社会環境を憂えながら「彼を助けるのは我々。やりやすい環境を作って、一軍でやってもらいた。彼が絶対に必要だし、それはみんなも言っている」と、今後もチームを挙げて全力でサポートすることを約束した。

 渦中のバレ砲はこの日無安打。それでも再昇格した日にチームは勝ち、2位・ロッテとのゲーム差を2に広げた。勝利をもたらし、内情を思いやってくれるチームメイトに感謝したいところだ。