中日・与田監督 Aクラス死守へ主砲ビシエド「非情のベンチ外」断行

2020年10月02日 06時15分

ビシエド外しを断行した与田監督

 中日・与田剛監督(54)が不動の4番のベンチ外を断行した。

 1日の阪神戦(甲子園)でダヤン・ビシエド内野手(31)をベンチメンバーから外し、欠場させた。今季スタメン落ちは7月21日の巨人戦(ナゴヤドーム)で菅野から左ヒジに死球を受け、翌22日の同戦で大事を取って欠場させて以来、2度目となった。

 昨季は全試合に出場し、今季も8月1日から7試合連続無安打とスランプに陥っても出場させ続けてきた竜の主砲だが、ついに故障以外で外した。直近5試合で18打数2安打で打率1割1分1厘と低迷し、外国人枠の兼ね合いでシエラを代役4番として据えた。しかし、与田監督は「ビシエドのとにかくコンディション。ずっと疲労困ぱいの中で正義感でやってきて、本人は出るつもりでいたと思うけど、(シエラとの)調子で比べたわけじゃない。今日一日で何とかコンディションが良くなるように充てた。明日から一日だけでどうなるかは難しいですけど」と説明した。

 これに球団関係者は「とにかく与田監督は8年ぶりのAクラス入りへ向けて執念を見せている。今まで温情をかけて選手を起用していたけど、ついに非情にもなってきた。ビシエドのプライドとかもあると思うけど、もう勝つためにはなりふり構ってられないのでは」とみている。

 しかし、この日は打線が4安打と沈黙して0―2で今季8度目の完封負け。結果が出なかった。それでも指揮官は「別に打順がどうこうというのは、ビシエドがいないわけなので、そこはどういうふうにしていくかというのは、みんなで相談して決めているので。ビシエドに声をかけた? もちろん、ゆっくり、いろいろ話しました」と強調。勝利への執念を見せつつも、ちゃんと主砲のフォローもしており、あとはビシエドが復調してくれるのを信じるしかなさそうだ。