巨人・原監督 田中豊乱調に「あれはすみません。弁解の余地がございません」

2020年09月30日 23時42分

ベンチで戦況を見つめる原監督

 巨人は30日の広島戦(マツダスタジアム)に1―4で敗れ、3連勝を逃した。

 打線は岡本の24号ソロで零封負けを阻止するのがやっとだったが、試合後の原辰徳監督がまず注文をつけたのは、5回3失点で降板した先発の田口だった。0―0の5回に先制を許した一死一、三塁の場面。田口は田中広の投ゴロを処理した後、二塁への送球がややそれて「1―6―3」の併殺が完成せず、三塁走者に生還されてしまった。

 指揮官は「ダブルプレーを取れるというふうに本人が思ったのかな。まあ、やっぱり(三塁)ランナーを見て制止させるというのが大事な作業。その一つの作業ができてなかったね」と指摘。田口本人も自覚していたようで「二塁への正確な送球であったり、三塁走者を見て1つのアウトを確実に取るなりの防げる方法はありました」と反省を口にしていた。

 ただ、輪をかけて広島を勢いづけたのが、0―3の6回から2番手で登板した田中豊だった。一死から連打を浴び、2度の二盗を決められてピンチを広げ、二死二、三塁から相手投手のケムナにまさかの四球。続く長野には押し出し四球を与えて致命的な4点目を献上した。直後に降板を命じた原監督だったが、送り出した自分の責任とばかりにこう語った。

「あれはすみません。弁解の余地がございません」

 宮本投手チーフコーチは田中豊の一軍帯同を明言するも「ピッチャーに対しての四球っていうのは、やっぱり士気が下がるよね。ああいうところで勝負できないと、こっちも送り出すことができなくなってしまう」とクギを刺した。

 9月は19勝6敗1分け。この日は2位の阪神が敗れたため、優勝マジックは1つ減って「22」となった。それでも指揮官は「まだまだ戦いは続くし。まだまだ振り返れないね」と手綱を緩めることはない。まずは1日の同戦でカード勝ち越しを決め、10連戦を乗り切りたい。