虎の新エース・高橋はスイーツ好きの〝不思議ちゃん〟

2020年09月30日 06時15分

虎の新エース・高橋遥人

 13連戦初戦の29日の中日戦(甲子園)を7―3で快勝した阪神で、左腕エース・高橋遥人(24)が今季3勝目を挙げた。糸井、大山の中軸のアーチ競演など打線の手厚い援護にも恵まれ「原口さんと野手の方々に感謝したい」と原口との今季初コンビで6回3失点(自責1)。これで8度の先発で7度、6回を3失点以内で投げ切るクオリティースタートを記録し、防御率2・25と抜群の安定感を誇っている。

 次回は登板間隔を詰め、10月5日の巨人戦が濃厚。首位と12・5ゲーム差の現状を考えれば全勝が最低ノルマになり、絶好調左腕の活躍が必要不可欠となる。その一方で高橋を「今後はどうその気にさせるか」と語るのが、実際に左腕の指導歴がある母校・亜大関係者だ。

 というのもマウンドでは常にむき出しの闘志で投げ込む気迫を披露するが、大学時代も普段は温厚どころか「女子なんじゃないか?」と思うほどの「〝おっとり屋さん〟だった」という。

 穏やかな性格ゆえに、ときに精神面で〝スランプ〟に陥ることもあった。亜大は大学球界の中でも練習の厳しさは有名で、指導者が厳しい口調で叱咤激励することも珍しくはなかったが「遥人がいるところではやらないっていう不文律があった(笑い)。たとえ、それが遥人じゃなく他の投手に言っている場合でも、彼が怖がる」と高橋がいるところでの〝スパルタ〟的な雰囲気はタブーだったとか。逆に「緩い空気間に浸らせてあげたときほど、なぜだかリーグ戦でもいい結果を出していた」(同関係者)。

 そんな左腕の最近の〝ツボ〟は、デザートの話題。お気に入りは、本拠地・甲子園の公式戦でも発売中の、自らが監修した「遥人のメロン畑クレープ」(税込み600円)なるスイーツ商品だ。

 大の甘党で、好きな食べ物が「フルーツ」と公言する左腕らしいオリジナル商品だが「商品化が決まったときは『夢かなった!』って喜んで、大学の部員仲間にも『見に来たら必ず食べて!』って。相変わらずの不思議ちゃん(笑い)」(同関係者)。

 いずれにせよ、猛虎奇跡の逆襲には独特のワールドを持つ高橋の操縦法がカギを握ってきそうだ。