ソフトバンク悪夢の1週間は繰り返さない! 山あり谷ありの若鷹がエース千賀援護で快勝

2020年09月29日 22時00分

打線の援護に応える好投を見せたソフトバンク・千賀

 首位ソフトバンクが29日の楽天戦(楽天生命)に6―2で快勝した。先発の千賀滉大(27)が7回1失点で相手エース・則本昂との約2年半ぶりとなった投げ合いを制して7勝目を挙げた。

 先週のソフトバンクは8回1失点の千賀を見殺しにした敗戦から、悪夢の1週間が始まった。最下位オリックスにまさかの2敗1分け、宿敵ロッテには1勝2敗。チーム内から「千賀で落とすと、そういう流れになる」との声が漏れていた。負けられない火曜日。3位楽天に引導を渡すべく乗り込んだ仙台でナインは勝利への執念を見せた。

 初回に先制を許した千賀だが、最少失点でしのぐと2回以降は走者を背負いながらも要所を斬って攻撃に流れを呼び込んだ。4回に川瀬の右前適時打でまず同点。5回には打者一巡の猛攻で一挙5点を奪った。先頭・柳田が相手失策で出塁。中村晃が安打でつなぐと、一死から栗原が価値ある一発を放った。

 打撃の調子を落とし、直近2試合ベンチを温めていた24歳。「シーズン序盤、チームを助けてくれたのが彼だった。期待していってくれ、ということ」(立花打撃コーチ)。則本昂の144キロ直球を強振すると、打球は楽天ファンの悲鳴を切り裂き右中間席に飛び込んだ。チームの信頼に応える勝ち越しの12号3ランに、栗原は「久しぶりのホームランがチャンスで打てて良かったです。芯で捉えられたし、最高の結果になってくれました」。相手エースを降板に追い込み、2番手・青山からも下位打線でチャンスを作り、打撃好調な周東の2点打で突き放した。

 川瀬、栗原、周東と一軍で懸命に戦う若鷹が輝き、エースがきっちり仕事を果たした。鷹が理想的な形で、大事な火曜日を白星で飾った。