鷹OB「今こそ内川昇格させるべき」天敵・ロッテ対策はベテラン起用

2020年09月28日 06時15分

ベテラン内川の出番だ

 それにしてもソフトバンクはロッテに弱い。25日からの首位攻防戦は1勝2敗で負け越し。首位の座こそ守ったが、開幕から天敵・ロッテ戦は全カード負け越しで対戦成績も4勝10敗1分けと分が悪い。工藤監督は「まだ残り試合もある。そこで借りを返さないといけない」と力を込めたが、直接対決残り9試合もこの調子ならひっくり返されても不思議ではない。

 ロッテが4位に沈んだ昨季も8勝17敗と苦しんだ。鷹OBで本紙評論家の加藤伸一氏は「さまざまな推測はできますが、我々があれこれ考えている以上にベンチは分析しているはず。優勝争いもCSもある。傾向、対策を洗い直して残り試合に臨んでほしい」と切り出し、こう提言した。

「そろそろ経験豊富なベテランに頼る時ではないかと思います。ファームには内川がいる。明石も長谷川もいる。現在、オーダーに名を連ねている周東や栗原、川瀬、釜元といった若手はチームの将来を担う選手たちですが、現在の立ち位置で厳しい優勝争いをしたことはなく、楽にやれと言われても終盤になればなるほど硬くなってしまう危険性がある。今の主力選手も若いころは経験豊富なベテランに引っ張ってもらい、優勝させてもらっている。代打でも実績のあるベテランが控えていたら相手にとっては脅威。ここで選手層の厚さを生かさない手はない。内川をいつ上げるのか、今でしょ」

 ソフトバンクはV経験のある百戦錬磨のベテラン揃い。今季一軍出場がない右の安打製造機・内川にしても二軍で打率3割2分4厘と数字は残している。CSや日本シリーズなど大一番での強さは折り紙付き。二軍戦にDHで出場し始めている左の打撃職人・長谷川も経験豊富で、その技術はさびついていない。

 下位球団に元気が出てきて混沌としそうなパ・リーグのV戦線。3年ぶりのリーグVを目指す工藤監督はどうタクトを振るか――。