相性悪いのはロッテだけど…首位・工藤ホークス 不気味に迫る〝楽天脅威論〟

2020年09月26日 08時30分

ロッテとの初戦を落としたソフトバンク・工藤監督(右)

 首位・ソフトバンクが25日の2位・ロッテ戦(ZOZOマリン)で4―7と手痛い星を落とし、5連敗を喫した。首位攻防第1ラウンドに敗れ、1ゲーム差にまで急接近されてしまった。

 ベテラン捕手・高谷を先発のムーアと初めて組ませるなど、策を講じたものの実らなかった。これで今季の対ロッテ戦成績は通算3勝9敗1分け。若手にミスも出た敗戦に、工藤監督は「こういう経験を若い人、チームにとって一つのきっかけにしてほしい。負けたら悔しい。その悔しさを明日、晴らさないといけない」とリベンジを誓った。

 もはや天敵以外の何物でもない。昨季も4位だったロッテに8勝17敗と大きく負け越してV逸の要因となった。それが今季は相性そのままに優勝争いのライバルとなっている。直接対決を残り11試合も残していることを考えれば、脅威としか言いようがない。

 ただ、敵はロッテだけにあらず。にわかに球団内で「脅威論」が出てきているのが、一度は自力Vを消滅させて引導を渡したはずの3位・楽天だ。ロッテは前カードで楽天に同一カード3連敗。おかげで現在も首位を守れており〝ナイスアシスト〟と感謝したくなるところだが、その楽天が不気味な存在として一気に4・5ゲーム差にまで急浮上してくることになったのだから安堵できるはずがない。

「相性の面でいえばロッテだけど、戦力的なところでいえば楽天が怖い。それこそ投打がかみ合って勢いに乗り出したら、一気に行く爆発力がある」(球団関係者)。

 かねて今季のライバルとして猛警戒していたのが楽天だった。序盤の快進撃のような勢いが再び蘇ってくると〝ヤバい〟というわけだ。

 3年ぶりのV奪回が至上命題の工藤ホークス。混とんとしてきた優勝争いからなかなか頭ひとつ抜け出せず、それどころか逆に首位の座を脅かされ始めている。