ロッテ・澤村 移籍6戦目で初被安打も1回無失点 トレード相手との〝同時出場〟も実現!

2020年09月25日 21時16分

【左】代打で三邪飛に倒れた巨人・香月【右】8回に登板し、鷹打線を無失点に封じたロッテ・澤村

 今や頼もしきマリーンズの〝8回の男〟だ。ロッテの澤村拓一投手(32)が25日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)で1点リードの8回からマウンドに立ち、1回1安打無失点。巨人から移籍6試合目の登板で初安打を浴びたが、ピンチを広げず得点を与えなかった。

 井口監督から〝勝利の方程式〟に組み込まれた右腕は、万雷の拍手を浴びながらマウンドへ。7回に1点差へと詰め寄られ、嫌なムードが漂う中でも終始冷静さを貫いた。先頭の柳田を2球で追い込み、149キロの外角スプリットで空振り三振。続く中村晃には遊安打で出塁を許し、マリーンズの一員となって以来、打者20人目でスコアボードに「H」マークを点灯させたが、ここからさらにギアを上げた。

 一死一塁から5番のデスパイネを149キロの外角スプリットで見逃し三振。最後はグラシアルも同じ149キロの外角スプリットで詰まらせ、二ゴロで料理した。難なく仕事を終え、鷹打線の流れを断ち切った右腕は、ひょうひょうとした表情のまま二塁守備に就いていた中村奨に向かってグラブを突き出し〝サンキュー〟サイン。場内のスタンドからも、再び割れんばかりの拍手が沸き起こった。

 ちなみに、この日の巨人―中日戦(東京ドーム)で7回一死一塁から、澤村とのトレードでロッテから加入した香月一也内野手(24)も、代打で新天地で移籍後初の打席に立った。その時刻は午後8時29分。ちょうど同じ時間帯に澤村も8回二死一塁の場面でグラシアルと対峙していた。澤村が1イニング無失点とし、一方の香月は三邪飛に終わって2人揃っての好結果とはならなかったが、運命のいたずらによって思わぬ〝共演〟が実現した格好となった。