楽天・松井「ナイスではないです」 苦しみながら5回無失点&12Kで今季3勝目

2020年09月24日 23時08分

下妻のリードに感謝した楽天・松井

 怒とうの12Kだ! 楽天の松井裕樹投手(24)が24日のロッテ戦(楽天生命パーク)で今季10度目の先発マウンドに立ち、5回を114球、5安打4四球無失点。毎回に渡って得点圏に走者を進めたが、12奪三振をマークするなど要所で相手打線の流れを断ち切る力投で切り抜けた。チームは3―0で快勝し、自身も今季3勝目を飾った。

 苦しみながらもマウンド上で冷静さは失わず、本塁を踏ませなかった。圧巻だったのは2点リードで迎えた5回二死満塁の場面。長打と2つの四球で大ピンチとなり、打席に井上を迎えたが、2球で追い込むと、最後は144キロのインハイで空振り三振に仕留めて窮地を脱した。

 試合後のお立ち台には先制のプロ初本塁打を放ち、自らを好リードした下妻とともに上がった。インタビューアから「ナイスピッチングでした」と振られると「いや、ナイスではないです」と苦笑い。その後も「この試合の大切さは分かっていたつもりだったし、気持ちも入っていたので、本当に最低の最低限で『0』でつなげたということだけは評価できるかなと思う。ガス欠になってもいいから初回から飛ばしたので球数多くなってしまい、本当にリズムが悪かったが、皆さんに助けてもらった勝利」と謙虚な言葉に終始した。

 5回の大ピンチをしのいだことにも触れ「下妻さんが初球にカーブのサインを出して…自分でもちょっと驚いていたが、それがストライクになった。それがあったので三振を取れたかなと思う」と、すぐ隣にいた〝もう1人のヒーロー〟にこうべを垂れていた。