かつてのリーグ3連覇チームがもがき苦しんでいる。広島は23日の巨人戦(東京ドーム)に3―7で敗れた。投打ともに崩れた。

 投手陣は先発・野村を含めて5投手で計11安打7失点を許した。打撃陣も巨人先発・田口を攻略できず。9回一死一塁でのピレラの10号2ランで何とか田口の完投勝利を阻止するも、つながりを欠いた。

 佐々岡監督は「毎回同じコメントだけど」と前置きしつつ「先発がしっかりしないといけない。投手が試合をつくらないとこういう展開になる」と話した。また指揮官は攻撃陣にも「相手はこっちの甘い球を逃さず打ち返す対照的な攻撃だった。何とかしないといけない」とした。それでも最後は「やり返すという気持ちでまた地元で頑張ります」と前を向いた。