
対日本ハム戦5勝11敗と劣勢の続く西武が一気に逆転に成功した。23日の日本ハム戦(メットライフ)は先発・浜屋が2回に3四球2安打などで崩れ、0ー3と3点を追いかける展開となった。
反撃機は4回。メヒア、中村の安打で二死一、三塁のチャンスをつかんだ西武はここで復帰2戦目の木村が日本ハム先発・バーヘイゲンから左翼スタンドへ5号3ランで同点。さらに金子の中前打と盗塁でクイックスローのできない相手先発を揺さぶると、この日「9番・捕手」でスタメン出場したドラフト5位ルーキー・柘植がきっちり左前適時打を放ち4点目。4ー3と逆転に成功した。
同点3ランの木村は「打ったのはツーシームです。チャンスだったので積極的に行こうと思って打席に立ちました。(打った瞬間)抜けてくれ、行ってくれ、という感じですね」とニンマリ。
逆転打を放ち直後にプロ初盗塁も決めた扇の要・柘植は「打ったのはカーブです。あの場面は何とかバットに当てることを考えて打席に入りました。そしてチャンスだったので、何とかランナーをかえそうと…。浜屋も頑張って投げている中だったので良かったです。(プロ入り初盗塁は)思い切って走りました。決まって良かったです」とコメント。この女房役の活躍で試合は一気に西武ペースへ。序盤は制球に苦しんでいた浜屋にも投球のテンポが出てきた。
【関連記事】