中日・育成のマルク投手が支配下契約 背番号は82 与田監督「基本はリリーフが適所」

2020年09月23日 15時02分

支配下登録選手となったマルク投手

 中日の育成選手だったマルク投手(25=本名・石田健人マルク)が23日、支配下契約を結び、ナゴヤドームで会見を行った。

 背番号が「209」から「82」となった3年目右腕は「春先から結構、自分の中ではいいボールが投げられていたので、何としても(支配下登録の)期限までに絶対に2桁になるんだと、すごい強い思いでファームでも意識して投げていた。それがこうやって結果が出て2桁になって安心した」と喜んだ。

 ひと足早く7月1日に支配下登録されたA・マルティネス捕手が発奮材料となっていた。

「アリエルは個人的には仲がいいので、うらやましい気持ちと、やっぱ自分も負けてられないと。アリエルから『お前ならできるよ!』と鼓舞もしてくれたので、それが励みにもなった」と打ち明ける。

 ベルギー人の父を持つマルクは東邦高、龍谷大を経て2017年の育成ドラフト2位で入団。今季は二軍で中継ぎとして20試合に登板し、0勝1敗2セーブ、防御率2・29。東邦の恩師でもある森田前監督にも報告すると「本当によく頑張った。でもこれからだぞ!」と激励されたといい、マルクは「自分でもまだスタートに立った感じなので、ここからだと思う」と気を引き締める。

 同席した与田剛監督(54)も「全体的にコントロールが本当によくなった。(球が)どこに行くの分かんないような印象が去年はあった。それが今年は本当に安定感を増してきて二軍では抑えも任せられるような信頼も得てきたので、かなり成長してくれたなと思う。基本はリリーフが適所になる。チャンスがあれば一軍で投げてもらいたい」と期待を寄せる。

 マルクは「ファームでもずっと真っすぐにこだわって今年は1年間やってきたので、真っすぐがよくなってきたことでチェンジアップも自信を持って投げられるようになったので、この2つはこれからもどんどん磨いていきたい。どんな状況で投げさせていただいても、とにかく結果を出し続けてゼロで帰って来れる投手になりたい」ときっぱり。

 これで中日は70人の支配下登録枠が全て埋まったことについて与田監督は「シーズン最後まで一つでも順位を上げていくこと。これが最大の球団としても、チーム、われわれも選手としても一番の課題だと思っている」と述べた。