積極補強ロッテに負けない! 鷹にも最終兵器ズラリ 森ヘッド「明石、内川、長谷川が待機」

2020年09月21日 18時00分

ソフトバンク・森浩之ヘッドコーチ

 9月は焦らず動じず、底力の見せ場はその先にある――。鷹のV奪回をかけたシーズンは残り40試合。21日、舵取り役のソフトバンク・森浩之ヘッドコーチ(55)が終盤戦に向けた展望を力強く語った。「しっかり相手をにらんで『総力戦』という戦い方でいくのは残り(試合が)30とか20になってから。そこまでは自軍の戦いをしっかりやる。そういう時だと思っている」。 

 ライバルの本気度を感じつつも、王者は地に足をつけて歩みを進める。ロッテが澤村のトレード補強を成立させ、さらにこの日、中日やメジャーで活躍したチェン・ウェイン投手を獲得。楽天もこの日、終盤戦を見据えたブルペン整備で広島からDJ・ジョンソンを獲得し、かつて4年連続65試合以上登板を誇った福山の支配下再登録も発表した。

 今週末には1・5ゲーム差の2位・ロッテとのビジター3連戦が控える。ここまで3勝8敗1分けと昨季に続く相性の悪さを露呈。直近は打線も湿り気味で20日の楽天戦後には、工藤監督が「打つ方がもう少し頑張らないといけない」と公に奮起を求めた。それでも血眼になる他球団とは違い、冒頭の森ヘッドの言葉が示すように冷静さは失っていない。

 戦力についても確かな「上積み」がある。森ヘッドは勝負所を見据え「今のところは考えていないが、この先、二軍にいる選手の状態によって(入れ替えは)当然考えている。明石にしても、内川にしても、長谷川にしても調子を上げて待機してくれている。入れ替えありきではないが、調子が(さらに)上がってくれば、タイミングを見て監督と話をしながらそういうこともやっていかないといけない」と踏み込んだ。今後の勝負手として頼もしい実績組が控えることを念頭に、ドッシリ構えて戦うつもりだ。

 追われる立場で突入する終盤戦。豊富な勝負手が鷹の最大の強みだ。