阪神は20日の中日戦に2-4で敗戦。2カード連続の負け越しを喫し、首位巨人とのゲーム差は10・5に開いた。

 先発の中田賢一投手は2回3失点で早々に降板。3回に長坂の1号2ランで2点を返し一時は1点差にまで迫ったが反撃はそこまで。6回、7回とスコアリングポジションに走者を進めたが、中日救援陣に再三要所を締められた。

 矢野監督は試合後「中田はもっと投げさせたかったけどね。試合も随分消化してきた中なので仕方ない。チャンスも何回かあったが、あと一本が出なかった」と淡々と振り返った。

 一軍マウンドで結果を残せなかった藤浪、ガルシアらが二軍へ降格させられたこともあり、先発ローテ陣の再編はチームとしても重要な課題だ。翌21日のDeNA戦(甲子園)では36歳の左腕・岩田が登板予定。苦境の虎を救うべく、ベテランたちの奮闘にも期待したい。