広島のドラフト1位・森下暢仁投手(23)が19日のヤクルト戦(神宮)で7回2失点の好投を見せた。

 2回、坂口に2ランを浴びたが、最速151キロの直球を武器に燕打線を4安打に封じる力投。援護なく7勝目はお預けとなるも、チームは延長戦を制し「点を取られたくないという思いだけでした。自分が粘らないとチームの逆転もない。その思いだけで投げていた」と振り返った。

 明大時代に慣れ親しんだ神宮球場への凱旋登板で白星とはいかなかったが、確かな成長ぶりを証明。今後も神宮での登板が続くことに「大学とプロでは全然違うように感じた。これに慣れていかないといけない」と口にした。

 ヤクルト・吉田大喜投手(23)とのルーキー対決はどちらも白星はつかず持ち越しとなった森下。「できれば勝ちたかった。これからも当たることもあるので、その時に抑えたい」と負けん気の強さものぞかせていた。