西武・辻監督 チームの首絞める「捕手・森」への恩情采配 9月のチーム全6敗に〝関与〟

2020年09月18日 06時15分

打球をファンブルし、先発・内海(右)の足を引っ張った西武・森

 西武・森友哉捕手(25)の迷走ぶりがいよいよ深刻だ。森は1―8のワンサイドで敗れ連勝が3で止まった17日のロッテ戦(メットライフ)で、攻守ともに精彩を欠いた。

 先発・内海の制球が甘かったこともあるが、マウンドで苦しむ左腕に対し効果的な声掛け、ジェスチャーでの励ましもなくリードも全く自信なさげ。2回無死二塁から2つのバント処理を焦り自らの連続失策で先制点を許すと、3回にマーティンの21号ソロ、4回に角中の適時二塁打で内海を4失点降板の〝放置プレー〟だ。

 西武は9月の5カード中4カードで勝ち越し。7ゲーム差に迫っていた相性のいい2位・ロッテに厳しく3連勝を狙いに行くはずが、森の代え時でもあった4点差の5回、十亀への交代時に辻監督はそのまま森を起用し続け傷口を広げた。ワンサイドの〝捨て試合〟を4621人のファンはただ見つめるしかなかった。

 これで森はスタメンマスクで5試合、リリーフマスクで1試合と9月のチーム全6敗に〝関与〟する完全なインケツとなってしまっている。辻監督は「やっぱりあいつには心身ともに復活してもらいたい。そういうことを克服しながらしっかりしたキャッチャーになってもらいたい。他のキャッチャーを使うのは簡単だけど、あいつの打力はウチの打線に必要なんでね…と思っていたんだけど、ちょっと病んでるのかな(笑い)」と森のメンタル面に言及した。

 直近10試合で4戦4勝の岡田、3戦2勝1敗のルーキー・柘植のスタメン起用で上昇ムードが醸成されていた中での〝温情采配〟はチームの勢い自体を殺してしまいかねない。