ソフトバンク・東浜 恩人・川村さんに捧げた弔い星「勝利球は墓前に持っていきたい」

2020年09月17日 22時11分

気迫の投球で白星をもぎ取ったソフトバンク・東浜

 深いつながりと感謝があったから涙が止まらなかった。ソフトバンク・東浜巨投手(30)が17日の日本ハム戦(札幌ドーム)で8回無四球無失点の快投。16日に急逝した三軍コンディショニング担当の川村隆史さん(享年55)に捧げる今季4勝目を挙げた。

 この日は、イニングごとに中堅方向に体を向けて胸に手をあてる仕草を見せた。「昨日の夜、僕らも聞いて…入りから(川村さんを思って)ずっとです」。気迫のこもった97球。「入団してからずっとお世話になったコーチ。僕の恩人です」

 プロの壁にぶつかった時に幾度と救われた。試合後は、川村さんへの思いから涙が止まらなかった。深い悲しみを抱えてマウンドに上がったことをうかがわせた。

 手にした勝利球は「墓前に持っていきたい」。最後まであふれる涙を抑えながら「僕らは試合が続く。頑張っている姿を見せ続けたい」とも誓った。天国の恩人に、これからもたくましい姿を見せていく。