巨人は17日、育成選手のエスタミー・ウレーニャ内野手(21)支配下登録することを発表した。背番号は「98」。今季、育成選手から支配下への昇格はモタ、ディプラン、沼田、田中豊についで5人目となる。

 ジャイアンツ球場からリモート会見に応じたウレーニャは「まずは何も考えずに、自分の道を進みベストを出して、一軍に呼ばれるようにしたい」と落ち着いた口調で意気込みを語った。

 昨年、ドミニカ共和国で行われた巨人のトライアウトで阿部二軍監督らが視察する中、その素質を見出され合格。ファームでは主軸を任され51試合に出場。打率2割9分7厘、11本塁打、35打点の成績で打点はイースタン・リーグではトップだ。16日には一軍の全体練習にも参加し、原監督の前でその打撃を披露していた。

 ウレーニャの支配下登録で、チームの選手枠が70人と上限いっぱいとなった巨人。生き残りをかけた争いはここにきてさらにヒートアップすることになりそうだ。