ハーマン離脱のロッテを救えるか…澤村フル回転に高まる期待

2020年09月17日 05時15分

大車輪の活躍を期待される澤村

 リーマンショックならぬ「ハーマンショック」を救うのは――。救援陣の中心的投手として活躍していたフランク・ハーマン投手(36)の離脱にロッテが揺れている。

 球団発表によると、ハーマンは15日の西武戦に登板後、右手人さし指に違和感を発症。16日に東京都内の病院で検査を受け「右手第2指伸筋腱損傷」と診断された。井口監督も「何週間かは投げられないということなので、チームにとってはかなり痛い」とショックを隠せない様子だった。

 今季から加入したハーマンは守護神・益田へつなぐセットアッパーとして32試合に登板。3勝2敗1セーブ、21ホールドの好成績で「勝利の方程式」に欠かせない存在だった。

 そんな頼れる右腕がシーズン終盤を前にまさかの離脱。今後2週間の患部固定後に投球を再開する予定で、戦列復帰は10月中旬にずれ込む可能性もある。ロッテは7月上旬のジャクソン退団に始まり、荻野、福田秀、レアード、種市、田村と相次ぐ主力の故障に見舞われており、ソフトバンクとシ烈なペナント争いを演じるチームに不安が漂うのも無理はない。

 もっとも、そんな暗雲を吹き飛ばすべく、チーム内外で注目され始めているのが7日に巨人から電撃加入した澤村拓一投手(32)の登板増だ。

 新天地デビューから2試合で圧巻の火消し役を演じたものの、11日のオリックス戦での救援登板を最後に出番がない。先発陣の奮闘や劣勢の試合展開等による影響だが、ハーマン離脱の穴埋め役が澤村になる。そこで周囲は今後、剛腕のフル回転に期待を寄せているのだ。

「ロッテ加入直後の澤村は制球難を不安視されたため、首脳陣も球数や登板間隔などに配慮する必要があった。でも登板2試合の投球を見て復活を確信したので、今後は首脳陣も積極的にマウンドに送り出すはず。さすがに負け試合では登板させないでしょうが、試合終盤に同点でも唐川、澤村、益田という方程式で勝ちを狙いに行く可能性は高い。いずれにせよ澤村の出番は確実に増える」と球団関係者。チームの窮地を救うのは数々の逆境をはね返してきたこの男しかいない。