西武・森にまさかの「外野コンバート案」浮上!OB大友氏が〝捕手引退〟のススメ

2020年09月17日 06時15分

ベンチから戦況を見つめる森は何を思う

 西武の「打てる捕手」森友哉捕手(25)が苦しんでいる。16日のロッテ戦(メットライフ)では9月に入って8試合目となるベンチスタート。試合前には二軍戦に出場し、3打数無安打だった。スタメン落ちの増加で限られてくる打撃感覚を補うための措置だったが、この流れでは、今オフにも「コンバート案」がチーム内で再燃しそうな雲行きとなっている。

 チームがイケイケ、ドンドンだった昨季までなら「守備のミスは打撃で取り戻す」が許された。見ている方も序盤の5点ビハインドを当然のようにひっくり返す、異次元の超攻撃野球が爽快で分かりやすくファンを魅了していた。

 しかし、秋山がメジャー移籍した今季は、打線全体の役割が変化し主力が同時不振に陥る事態に。中でも昨季の首位打者でリーグMVPの森が打てなくなった(16日現在=打率2割5分6厘、6本塁打、23打点)ことで、もともと課題の多かった守備面がクローズアップされることとなり、チームの不振も重なって森が攻守両面で負のスパイラルから抜け出せない状況に陥っている。

 では、捕手・森は今後どうするべきか? 本紙評論家で西武OBでもある大友進氏はきっぱりと「キャッチャーは辞めて外野手にコンバートしてあげるべき」と断言し、その理由をこう語った。

 まずリードに関しては「森のリードはデータ通り、セオリー通りで相手打者に読まれている。追い込まれてから、このカウントから何がくるかは8:2や7:3の確率で待たれている。その裏をかける大胆な配球や工夫がない。配球やリードは教えられるものではなく(本人が)感じるもの。今の森ではピッチャーも助けられないし、打ち込まれるピッチャーもかわいそう」とバッサリ。

 その上で「厳しいようだが、このままキャッチャーを続けながら高いレベルで打者をこなすのは無理だと思う。ベンちゃん(和田一浩氏)みたいに外野にコンバートしてあげて、より打撃を生かした方がいい。あれだけのセンスを持った打者はそう出てこない。今のままでは(攻守で)どちらにも悪影響が出てしまって森が生きない」とコンバートの必要性を訴えた。

 例に挙がった和田一浩氏以外にも垣内哲也氏、高木大成氏、貝塚政秀氏、古くは金森栄治氏と、西武の捕手の歴史はコンバートの歴史でもある。

 森が捕手をあきらめるとなると侍ジャパンが待望する「打てる捕手」の最有力候補がリストのトップからいなくなることを意味するが、一番は森自身が捕手という職業をどう捉え、これから自分がどうなっていきたいのかだ。それを今後、首脳陣、球団と真剣に話し合っていく必要が出てくるかもしれない。