広島が16日の中日戦(マツダ)を9―2で制し連勝を飾った。先発・野村祐輔投手(31)が6回途中2失点で踏ん張ると打線は3本の本塁打が飛び出すなど13安打9得点で大勝。佐々岡真司監督(53)は「一番大きかったのは長野かな。2点を取られ相手が追い上げムードの中で勝負をかけた。二死から長野にあの一打が出たのは非常によかった」と2点差に迫られた直後の7回に代打で2点適時打を放った長野久義外野手(35)をたたえた。

 この日の試合前にはコンディション不良で登録抹消中の大瀬良大地投手(29)が右ヒジの手術を受けたことが発表された。今季中の復帰は絶望的となり、今後も苦しいやりくりが強いられるだけに指揮官は「エースが抜けるのは当然痛い。ただ先発枠のチャンスはある。なかなか下から(推薦)がないのは寂しいというのはあるが、当然チャンスはある」と若手の台頭を求めていた。