西武が16日のロッテ戦(メットライフ)に3―1で勝利し3連勝。このカードの対戦成績を11勝5敗とし日本ハムに代わって4位に浮上した。

 打っては2試合ぶりのスタメン復帰となった栗山が初回に9号先制ソロ、2―0の5回、重盗失敗直後に、それをカバーする適時打で3点目を奪うなど4安打2打点と大暴れ。投げてはプロ初先発となったドラフト2位ルーキー・浜屋が6回を4安打1失点で初勝利を挙げた。

 辻監督は「(浜屋が)思った以上のピッチングだった。初回に1点を取って1―0という緊張感の中でしっかり投げてくれた。一番よかったのは低めに球が集まったところ。低めに丁寧に投げ切ってくれたところだと思う」と沈着冷静なサウスポーを称賛。女房役を務めたドラフト5位ルーキーの柘植についても「(性格が)細かいのか大胆なのかまだつかみ切れていないけど、彼もあまり動じることなく結果1点に抑えたわけだから素晴らしいリードだったと思う」と評価した。

 さらに通算安打数を1894安打に伸ばした栗山について「最初のホームランで少し楽になって(5回)一、三塁でダブルスチールが失敗した後の3点目が大きかった。まあ、さすがです。今日は非常にタイミングが取れていたし力みもなかった。打ちそうな気がしていた。だから休ませながら使って行かなきゃいけないのかな、と改めて思いました」と語った。

 これでチームは2カードぶりの勝ち越しとなり9月は9勝5敗と勝ちが先行している。辻監督は「今日はしっかりとした試合。理想的な試合になった。前回(ソフトバンク戦)負け越したから。取り戻すためにもあとひとつ勝ちたい」とロッテ戦3連勝を誓っていた。